「こんにちは」のひと言で会話は生まれる
下見をして、出会いの場へ足を運んだ――。
残念ながら、ただそれだけでは「出会い」を作ったことにはなりません。
ければ、その出会いが恋愛に発展することはないからです。
女性に声をかける。
そして、会話につなげる。
この2つの動作が非常に重要になってきます。
わかっていてもなかなかできそうにない。そういう人もいるでしょう。
では、どうすれば声をかけることができるのでしょうか?
声をかけるうえで、いちばん簡単なのが「挨拶」をすることです。
女性と会話をしなほとんどの人が子どもの頃から挨拶をされたら挨拶を返すように教えられているので、とっかかりの会話として、いちばん成立しやすいからです。
出勤した職場で「おはようございます」と声をかけると、「おはようございます」と返してくれますよね。
同じことを出会いの場でやってしまえばよいのです。
名づけて「こんにちは」作戦です。
たとえば、出会い系のパーティーに参加したとします。
話してみたいなという女性がいたら、「こんにちは」とひと声かければOK。
これで最初の作業は完了です。
女性が「こんにちは」と返してくれたら、次の言葉をかけて話を広げていけばいいのです。
挨拶を交わしたことで、相手の女性も貴方に対応する準備が少なからずできます。
さらに礼儀正しい人だと思ってもらえるというメリットもあります。
反対に、この最初の声かけをサボると、出会いはなくなってしまいます。
あくまでも「挨拶」を目的にする
女性に声をかける。
ほとんどの男性は、このことを苦手に思っていることでしょう。
ですが、こと恋愛においては、多くの女性は「最初は男性から声をかけてほしい」と待ちの姿勢に徹するので、男性が気張って声をかける必要があります。
そうはいっても、最初に声をかけるには勇気がいるもの。
では、最初に声をかける時の心構えについてお話していきます。
声をかける時にいちばんしてはいけないこと、それが、「彼女を作るために声をかけなければ」と意気込むことです。
期待が高ければ高いほど、気合いを入れれば入れるほど、緊張してしまうのが人間。
緊張しないためには、期待を下げてしまうことが効果的です。
女性に声をかける時は「挨拶しに行こう―」という気持ちでいると、成功しやすいでしょう。
女性からしてみても、挨拶であれば、自然に挨拶を返すことができます。
また、声をかける我々男性側にしてみても、挨拶した女性に邪険に扱われたとしても、心境としては、「感じ悪いなあ。でもまあいいか」くらいの気持ちですみます。
これは大事なポイントです。
人は非常に心が傷つきやすくできています。
ある行動をして、その行動が失敗した時、次に同じ行動をしようとすると、傷ついた心が行動にストップをかけようとします。
女性に声をかけたら断られ、傷ついた。
気持ちを入れ替え、違う女性に声をかけようとしたら、ふと前回断られたことを思い出し、「次もダメかも」と怖くなって、声をかけられなくなってしまう――。
これでは先に進めません。
こういう軽いトラウマを背負ってしまうことを、なるべく防ぐようにする必要があります。
そのため、まずは挨拶なのです。
挨拶なら、「とりあえず挨拶だけでもしておこう」という気持ちでいけますし、挨拶が返ってきただけで「成功」と思えるようになり、トラウマができにくくなります。
自分へのノルマを下げておくことで、成功体験をどんどん積むことができ、自信を持つことにもつながっていくのです。
日頃から習慣にしておく
会話のキッカケをつかむための挨拶が感じ悪くては、元も子もありません。
相手に好感を与える挨拶ができるよう、日頃から心がけましょう。
初めての人に話しかけるのは、とても緊張するものです。
出会いの場ならなおさらでしょう。
その緊張に日々慣れていくことが大切なのです。
日常において、挨拶をする場はたくさんあります。
お店に入り、「いらっしゃいませ」と店員さんに声をかけられたら「こんにちは」と言う。
出動、登校をしたら「おはようございます」と言って部屋、教室に入る。
毎日同じ電車に乗る顔見知りの人に「おはようございます」と声をかける。
近所の人とすれ違った時に「こんにちは」と声をかける。
夜、マンションのエレベーターを降りる時に、同乗していた人に「おやすみなさい」と言う。
このように、挨拶をする場は、探せば探すほど出てきます。
中には挨拶を返してくれない人もいるでしょう。
でも、返してくれる人も多いはずです。
日々どんどん成功体験を重ねることで自信もつき、スムーズな挨拶ができるようになります。
人に声をかけるのが苦手な人は、「ありがとう」という言葉を常に口にすることから始めましょう。
コンビニで買い物した時は、レジ担当の方に「ありがとう」と声をかける。
レストランでウェイターさんが食事を持ってきてくれたら「ありがとう」と言う。
こういうふうに自然に声をかける練習をしていると、人に声をかけることに慣れ、いざ出会いがあった時も自然に声をかけることができるようになります。
むしろ、挨拶に慣れることで、女性に対しても無意識に挨拶ができるようになり、そこから仲良くなり、気づいたらイイ感じになっていたという信じられない事態が起きることだってあります。
「出会いがない」というのがログセの人は、自分が挨拶をしているのかどうか振り返ってみてください。
もし、挨拶を普段あまりしていないのであれば、出会いのない原因の1つとなっていることを理解できるでしょう。
出会いの場では、「こんにちは」とか「こんばんは」といった挨拶で会話を始める。
そのために、普段から挨拶や声がけを練習しておく。
このことを覚えておいてください。
また、セミナーなどで隣の席になった人へも、「こんにちは」と声をかけましょう。
それが出会いにつながることも少なくありません。
挨拶は「不信感を与えない最高の会話のキッカケ」。
しっかり身につけておいてください。
会話を広げるコツは女性に話をさせること
「5WlH」で話は広がる
もちろん、挨拶だけでは恋愛に発展しません。
挨拶に慣れてきたら、次の行動に移る必要があります。
その行動は「会話を広げる」という行動です。
挨拶で会話のキッカケをつかんだら、次は会話の内容を作っていきます。
話を広げていくのです。
話を広げるには、まず、相手の女性の趣味や考えを聞くことから始めます。
大事なのは「相手を知ること」。
これがいちばん重要です。
本当に大切なことなので覚えておいてください。
会話を失敗する男性の話し方の特徴として、「自分の話をする」ことが挙げられます。
相手のことを知ろうとするより、自分を知ってもらおうと自己PRばかりしてしまうのです。
ところが女性は、「自分のことを知ってもらいたい」とわりと強く思う生き物。
そのため、女性のことを知ろうとしなければ、会話がうまく回りません。
相手に興味を持ち、いろいろ聞いてあげること。
それが女性との会話で必要な姿勢です。
面白い話をしたり、話を変に盛り上げたりする必要はありません。
出会い系パーティーで女性と話す場合は、「どちらからいらっしゃったんですか?」といった質問を、セミナーで隣になった女性と話す場合は、「このセミナーに関係するお仕事をなさっているのですか?」というような質問をするとよいでしょう。
相手が答えを返してきたら、次はその答えを広げるような質問をするのがポイントです。
「どちらからいらっしゃったんですか?」の質問に「埼玉から来ました」と答えがきた場合、「そうですか」だけでは、会話は終了してしまいます。
「埼玉なんですね。僕は行ったことがないんですけど、友達がいますよ。埼玉のどちらですか?」などと、会話を掘り下げていきましょう。
会話を掘り下げる簡単な方法があります。
「5WlH」です。
「Who(誰が)」「What(何を)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Why(なぜ)」「How(どのようにして)」を上手に使って質問していきましょう。
「埼玉から来ました」と答えがきたのなら、「どなた(誰)かと一緒に来られたんですか?」「仕事の後でいらしたんですか?」「電車で来たんですか?」などと、5WlHを使って質問を返していくと、話を広げることができます。
最初はぎこちない会話になるでしょうが、初対面同士なのですから、当然のこと。
そのうち相手が話に乗ってきたら、後は聞き手に回ればOKです。
相手の名前をところどころで呼ぶ
「名前を呼ぶこと」も会話を広げる方法の1つです。
たとえば、出勤、登校時に「おはようございます」と言うだけでは、みんなと同じです。
全員に向かっては「おはようございます」、身近な人や席が近い人に向かっては「おはようございます、○○さん」というように挨拶の後に名前を呼ぶようにするとよいでしょう。
名前を呼ぶと、呼ばれた人から親近感を持ってもらえます。
これは会社や学校だけのことではありません。
行きつけのコンビニで、「ありがとう、え―っと、△△さん?」というように店員さんの名札を見て挨拶に名前を添えると、驚きつつ相手も喜んでくれます。
学校や習いごとなどでは、この名前を呼ぶ効果はかなり高いです。
名前を呼ぶことで「この人は私の仲間なんだ」と親近感を相手に持ってもらうことができ、仲良くなっていけます。
このテクニックは、簡単にできるうえに効果が高いので、かなりオススメです。
複数で会話をする
次のテクニックは、グループを作ることです。
こう言ってはなんですが、男性が女性と話を合わせるのは、もともとまったく違う生き物なので、結構難しいことです。
女性とあまり話し慣れていない人が、1人で会話のすべてを背負おうとすると、会話が途切れてしまったり、どこかでミスしてしまったりと、うまくいかないことも多々あるようです。
結果、関係が崩れてしまった、なんてこともないとはいえません。
こうした事態を防ぐ効果的な方法が、「グループを作ること」です。
自分1人の力だけで会話を続けるのが難しいのであれば、みんなで会話してしまいましょう。
複数で会話をしている時のことを思い浮かべてみてください。
みんなで会話を楽しんではいますが、決してみんながみんなしゃべっているわけではありませんよね。
誰かがしゃべっている時、他の人は黙って聞いているはずです。
つまり、2人でしゃべっている時は、常にどちらか一方がしゃべる羽目になりますが、5人でしゃべるとなると、5人のうち1人しかしゃべらなくてすみます。
したがって、グループになると、1人当たりが話す量は相対的に減り、会話もスムーズに運びます。
たとえば、貴方がよくわからない話題であっても、他の人たちが反応し、意見を言うことで、彼女にとっては、「みんな(貴方含む)で会話ができて楽しかった」という記憶になるのです。
このグループを作るという方法は、非常に簡単で、しかも手っ取り早くできます。
まず、誰かに声をかける。
そして、その人としゃべっている時であっても他の人にも声をかけていきます。
そうしていくうちに、自然とグループができあがります。
ポイントは、男女比を同じくらいにすること。
女性ばかりにしてしまうと、女性だけの会話になってしまい、男性の貴方だけが浮いてしまうなんてことにもなりかねません。
反対に男性ばかりにしてしまうと、当然、貴方と彼女の恋愛に発展する可能性も低くなってしまいます。
それでは、意味がありませんよね。
そうならないためにも、男女比は半々を目安にグループを作りましょう。
出会い系パーティーや学校などで非常に役立つ手法です。
ぜひ使ってみてください。
相手の情報は知っておいて損はない
相手が話に乗ってきたら、「うん」「そうですか」「ヘー」「なるほど」「わかります」「すごいですね」などの相づちを打ってあげると、相手はより話しやすくなって、どんどん語り続けます。
語れば語るほど、相手の情報が入ってくるため、話を広げやすくなります。
よく言われることですが、会話は言葉のキャッチボールです。
キャッチボールなので、相手の受け取りやすいボールを投げる必要があります。
会話における相手が受け取りやすいボールとは、相手への質問です。
貴方が質問上手になれば、どんどん情報が集まり、相手のことを知ることができ、さらに会話が広がっていきます。
また、会話はこなせばこなすほど、スキルが高くなっていきます。
最初は失敗してもいいので、どんどん人に話しかけていきましょう。
失敗しても「よい練習になった。次からこうしよう」と復習していけば、成功する確率も上がってきます。
さらに、縁あって出会った相手、それも恋愛関係に発展する可能性のある相手の情報は、知っておいて損はありません。
彼女との会話を楽しみながら、関係を発展させていきましょう。
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